最近、チャット相談部門の方と話をしていました。
電話や対面での相談を避け、チャットを選ぶ若年層が増えたことで、この部門は以前にも増して忙しくなっているそうです。
やり取りのスピードは早く、内容は短く。
一つひとつは軽やかでも、噛み合わないまま進んでしまうことも少なくない、と。
さて、唐突ですが、
仕事やプライベートで用件を伝えるとき、あなたはどちらでしょうか。
① 1行メッセージを何通も送る、連打派
② 長文でまとめて送る、1回完結派
関係性や場面にもよりますが、
個人の体感として、若年層ほど①が多く、私と同世代、あるいはそれ以上の世代では②が多いような気がします。
①の場合、スピード感が重視されます。
相手が入力している間に次の話題に進み、
丁寧に返そうとすると、かえってテンポが崩れてしまう。
一方②は、
誤解が生じないよう、先回りして説明することを大切にします。
一度で完結する安心感がある反面、
読む側に負担をかけてしまうこともあります。
私自身、チャットではないのですが職場でこんなやり取りをすることがあります。
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みわ
「ここ、もう一文説明を足したほうが誤解なく伝わりそうじゃない?」
同僚(20代)
「文が短いほうが、頭に入りやすい気がするんですよね」
みわ
「そっか。じゃあ、そのままいきましょう」
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上司
「みわさん、ここ、もう一文加えたほうがよくないですか?」
みわ
「分かりました〜(上司に突っ込まれないよう、かなり丁寧に書いたつもりだったのですが)」
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同じ業務でダブルチェックしていても、人によって言葉の量の感覚が違うから、たまに戸惑ってしまいます。
どちらが正しい、という話ではないんですけどね。
こうした違いは、世代や時代の問題として語られがちですが、実際には「どう話せば失敗しないか」をそれぞれが学んできた結果であることもあったりしそう。
短く話すようになった人は、
語ったことで相手に負担をかけたり、思わぬところで否定された経験があったのかもしれません。
それが理由なら、自分や相手が受け取れる量を知ったうえでの、ひとつの慎重さやコントロールなのだと思います。
一方で、慎重に説明する人は、
言葉が足りずに誤解を招き、取り返しのつかない出来事を経験したことがあるのかもしれません。
あるいは、大きな失敗ではなくても、小さな行き違いや修正が何度も積み重なり、それに疲れてしまった人なのかもしれません。
語らなくなった人も、語りすぎるようになった人も、どちらも「もう同じ失敗を繰り返さないため」に、その話し方を選んだ。
言葉の量は、性格や世代の違いだけではなく、その人が守ってきた経験の形の可能性もあるかもしれませんね。
自分と違う話し方に戸惑うこともあるけれど、その奥にある「守ってきたもの」を想像できる人でいたいなと思います。
※仕事中の画像。手だけ写したら、なんだかホラーみ(笑)





