「世の偉人は頻繁にメモを取る」
どこかで耳にしたときから、私もよくメモを取るようにしている。
そこから数年。
偉人としての道のりは長いが、すっかりと習慣に定着してきた。
そんな中、ある問題が起きた。
「100均のメモ帳は、すぐダメになってしまう」
リーズナブルであるが故に、素材の脆さは否めない。
おいしいジャンクフードこそ、身体に悪いのと似たような理論(え?)
兎にも角にも。
この問題を解決するために、メモ帳を買うことを決意した。
これは大きな行動の始まり。
なぜならそれは、長い時間を共にする、言わばパートナーとなるメモ帳のメーカーを決める最初の一歩目だから。
メモ帳を買うからには、あまりごちゃごちゃと種類を変えたくない。
気に入ったメモ帳の革表紙などに紙を入れ替え、愛用していきたい。
「良質なものを長く使いたい」
私と同じような価値観の方も大勢いらっしゃるだろう。
そしてもう一つ、ちゃんと決めたい理由がある。
それは、メモの力が偉大だと常々痛感しているからだ。
これまで仕事をしてきた中で、メモに助けられたことは数えきれない。
そしてアイデアやひらめきの突破口になったこともしばしば。
「このメモ一枚から、とんでもなく素晴らしいものが生まれるかもしれない」
そう思ったら、メモ帳を蔑ろに選ぶことはできない。
さあ、メモ帳選びの旅へ出かけよう。
期待とワクワク感を胸に、私はデパートへ向かった。
欲しいメモ帳の条件は以下の通り。
・シンプルでありながら機能的
・飽きのないデザイン
・使っててすこしワクワクする
この条件を満たすメモ帳を見つけてみせる。
デパートでウロウロしても仕方ないので、私は、無印良品と東急ハンズに狙いを定めた。
我ながら悪くない選定だと思う。
ますは、無印良品へ。
第二章へ続く。