手帳と私 第1章

「世の偉人は頻繁にメモを取る」

どこかで耳にしたときから、私もよくメモを取るようにしている。

そこから数年。

偉人としての道のりは長いが、すっかりと習慣に定着してきた。

そんな中、ある問題が起きた。

「100均のメモ帳は、すぐダメになってしまう」

リーズナブルであるが故に、素材の脆さは否めない。

おいしいジャンクフードこそ、身体に悪いのと似たような理論(え?)

兎にも角にも。

この問題を解決するために、メモ帳を買うことを決意した。

これは大きな行動の始まり。

なぜならそれは、長い時間を共にする、言わばパートナーとなるメモ帳のメーカーを決める最初の一歩目だから。

メモ帳を買うからには、あまりごちゃごちゃと種類を変えたくない。

気に入ったメモ帳の革表紙などに紙を入れ替え、愛用していきたい。

「良質なものを長く使いたい」

私と同じような価値観の方も大勢いらっしゃるだろう。

そしてもう一つ、ちゃんと決めたい理由がある。

それは、メモの力が偉大だと常々痛感しているからだ。

これまで仕事をしてきた中で、メモに助けられたことは数えきれない。

そしてアイデアやひらめきの突破口になったこともしばしば。

「このメモ一枚から、とんでもなく素晴らしいものが生まれるかもしれない」

そう思ったら、メモ帳を蔑ろに選ぶことはできない。

さあ、メモ帳選びの旅へ出かけよう。

期待とワクワク感を胸に、私はデパートへ向かった。

欲しいメモ帳の条件は以下の通り。

・シンプルでありながら機能的

・飽きのないデザイン

・使っててすこしワクワクする

この条件を満たすメモ帳を見つけてみせる。

デパートでウロウロしても仕方ないので、私は、無印良品と東急ハンズに狙いを定めた。

我ながら悪くない選定だと思う。

ますは、無印良品へ。

第二章へ続く。

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